じつはすごいムクナ豆

日本に古くからからある「ムクナ豆」。
その歴史は江戸時代より前まで遡ります。
とても栄養価が高く、アーユルヴェーダでは「若返りのハーブ」「愛情を高めるハーブ」として知られています。

ムクナ豆ってなに?

「ムクナ」はブラジルでの学名であり、日本では「八升豆(はっしょうまめ)」という名前で、江戸時代まで西日本を中心に栽培されていました。
しかし、ムクナ豆の殻がとても固いため、加工の際に手間がかかってしまいます。
そのため、加工がしやすい大豆の普及によって、江戸時代以降は栽培が廃れてしまいました。

そんなムクナ豆ですが、近年は栄養価が高いとして改めて注目を集めています。

注目される成分「L -ドーパ」

近年の研究により、ムクナ豆には「L-ドーパ」という成分が含まれている事が明らかになりました。
この成分はパーキンソン病治療薬の原料として使われているもので、神経伝達物質であるドーパミンの元になるアミノ酸の一種です。

ドーパミンはやる気やワクワク感、運動能力の調節をになっている物質です。
年齢とともに減少していき、著しく不足することでパーキンソン病発症と関係するとも言われています。

ムクナ豆を摂取すると、体内でL-ドーパがドーパミンを生成してくれます。
日常的に取り入れることで、今よりもっと元気はつらつに、

毎日の生活や仕事や勉強に取り組んでみませんか?

摂取する際の注意点!

体に良いムクナ豆ですが、摂取しすぎるとドーパミンが過剰に出てしまい、下痢を引き起こしてしまいます。
ムクナ豆の摂取量は、1回3粒程度を1日3回が目安です。
※目安ですので、摂取量に関しましてはご自身の体調に合わせて適量をご判断ください。
※服用中の薬がある場合は、かかりつけの医師とご相談の上、正しく摂取してください。

ムクナ豆は必ず、よく火を通してからお召し上がりください。
ムクナ豆は「あく」が強く、鬱傾向に効果的とされる「フィゾチグミン」という成分が含まれます。
これらは生で食べると吐き気や下痢を引き起こす原因となります。

上手に摂取して、美味しく元気に!

ムクナ豆を食べ続けることで、気持ちも体も前向きになれるという方も多いようです。
化学薬品と違い、天然の植物であるムクナ豆を毎日の生活に取り入れ、いつまでも若々しい元気を手に入れましょう!